私のプロ棋士考 1   トップページへ        私のプロ棋士考 2

 
26の時に将棋の魅力に気づいてから丸七年という間、本当にどっぷりと浸かって参りました。最初は友人との実戦、次に雑誌から知るプロ棋士の人となり、そして大阪まで遠征しての好敵手との出会いでゲームとしての魅力の再発見。
 多趣味でそれぞれをそこそこ凝り続けてきた僕ですが将棋ほどのめり込んだ物は未だかってありません。 この深淵なる「将棋」の達人であるプロ棋士に僕的考察をしてみました。
プロ棋士の素晴らしさや、特異な能力等は将棋をされる方はご存知でしょうからここではそれ以外の事をアマチュア五年の平易な目で文にしました、文中気分を害されるかもしれない表現が混じっているのでご了承ください。なお、あくまでも雑誌やTVで受けた私見ですので、その点差し引いてお読み下さい。

村山聖九段 自宅に唯一有る色紙が彼の物(震災チャリティーで当る)連盟道場で代理で指導対局をしていたのを一度見た、雰囲気というのがあるとするならば谷川九段と彼が実際目の当たりにして一番感じられた。 関西では放送されていない早指し将棋の優勝が唯一の冠だが前回のNHKにしても記憶に残るためにも勝って欲しかった。  先日放送の「驚き桃の木・・・」では少女漫画ばかりクローズアップされたり師匠の森さんが下駄履きで書店をうろうろしてたりするシーンが鼻につきましたが島八段採用で良いものに仕上がっていました。
 俗っぽく感じられる発言もありましたが魅力的な棋士でした。

内藤國雄九段 僕が子供の頃から何となく名前だけ知っていたプロ棋士は雑誌の付録で見た記憶のある大山康晴、中原誠とアイアイゲームの芹沢さん、そして「おゆき」の内藤國雄九段です。 この人はもっと前面に出てきて欲しい棋士です。 TVのコメント、立ち居振る舞い、将棋の解説、将棋と、この人こそ「さわやか流」と呼ばれるにふさわしい棋士だと思います。 言っていることが平易で分かり易く妙なハッタリもない、内容が重複するきらいのあるエッセイも含蓄とウイットに富んでいてそれで居て辛辣なところも含まれていて、読み物しか読まなかった始めの頃将棋世界はこの人のエッセイを何度読み返したことか。 引き継がれたのが・・・だったので(ワーカホリックとかいわれてもねぇ)近代将棋で再開されたときは嬉しかった。これからもエッセイ、詰め将棋(難解なやつは勘弁して欲しい)、次の一手等将棋ファンに教材を提供し続けて下さい。 そしてもっとTV等に出てきて欲しい。

羽生善治5冠王  兎に角強いですねぇ雑誌を買いかけた頃からグラビアはこの人ばっかり、何時もなにがしかのタイトルに出ずっぱりで独り勝ちといった感じでした。 獲得タイトルも若くして谷川九段を大きく引き離しまさに今大山といったところでしょうか、容姿の良さも相まって将棋界発展のためのビジュアル的な役目も背負って来たようです。
 ただ独り仕草が目立ちすぎるので損をしているのでは? 

谷川浩司九段  失礼ながら調子の波が悪いときにファンになったんで何でこの人が羽生のライバルと目される人なのという感じでした。 ずーと王将のみを保持していた印象が強くNHK杯でもワリカシ早く消えてしまうので印象が薄かった只、曲がりなりにも兵庫県民なんで応援しています。 内藤九段同様執着心が薄いのかあっさりタイトルを献上したり(王将戦は解るけど竜王戦は実験じゃないだろうし)トーナメントで勝ちきれないのは物足りない今升田に甘んじるつもりでしょうか。 

中原誠永世十段  子供の頃小学館か学研の雑誌の付録に付いていた名鑑であーこの人が新時代を築いているんだなと思った記憶があるのに始めたときなんとまだ四十代だったんで驚きました、こんなに長い間好きなことの延長をし続けられるなんて羨ましい職業だなぁ この人は時たまお情けみたいに初タイトルを献上しちゃうけど昔の古雑誌をみてて失冠が続くと相手を讃えずに「中原誠に何が起こったか」てな記事があったのは寄りかかりの記者が書いているんだなぁと思いました。 ちなみにその当時の女性観戦記で加藤一二三九段がいいように書かれていました。政治力のない人をあげつらうのはなんか嫌ですねぇ、でもこの人もその実力に比してあんまり良く書かれることのない独りですね。 まあ将棋を通していい思いをしてきたのだから今更褒め称えることもないでしょうけれども。

米長邦雄永世棋聖 僕が将棋を始めた頃この人が名人でした。 容貌も何となく似ているし運命論者的なところも最初の頃は共感していたんですがなんか本を読めば読むほど嫌になって来るんですよね、肩書きにこだわっているところなんかも「泥沼流」ってかんじですし。この人の息のかかった人の露出度が高いのも辟易気味です。
NHKの「ドキュメント日本」の最後の場面で若手棋士を集めたパーティーで「君たちこそ日本の文化」云々・・は将棋に還元するんでは無しに将棋によって自分を高めてきた人の発言らしいと思いました。これって今のアマチュアの図式に似通っている様な気がします。

加藤一二三九段 拘りでトップになれなかったような気がしますし拘りで今の位置に居続けている信念の人、孤立を甘んじて受け入れているところは格好いいですが、将棋世界の真部八段の文に依れば結構いやらしい事してるんですね。

有吉道夫九段 関係ないですがよく観戦記に登場する表現として憎めないとか有りますけどホントなんでしょうか、アマチュアでも感想戦で自己満足の為だけにやってらっしゃるとしか思えない人がいますけどこういう人は自分を客観的に見るという部分が欠落しているのでは。 トップに立つ人はそんなことに頓着してたら駄目なんでしょうけれど。

三浦弘行六段 関東の棋士にしては良さそうな人 震災義援金ありがとう 武蔵復活がんばれ。

田中寅彦九段 高橋道雄九段  もうかんべんして

浦野真彦七段 着眼点がいい講座ありがとう このあいだ実物みました。 NHK教育の映像でこんなに映える人も珍しい。