08正月 篠山槙ヶ峰登山   トップページへ


 2008年(平成20年)の正月1/3日、前々からずーと気になっていた家の前にそびえる山、「槙ヶ峰」に漸く登ってきました。JR篠山口駅から東側方向、鉄塔聳えるこの山は登山の対象としては余り一般的なものではなく、地元民である僕も登山口がどこにあるのかはっきりと知らず、昔、夏の暑い盛りに地元の弁天お稲荷さんから蜘蛛の巣と倒木の獣道を文字通り掻き分けながらさ迷い、ヨレヨレになりながらお寺の墓地の上から降りてきた思い出のある山です、お墓参りに来ていた人から奇異の目で見られた覚えがあります。

 その後、「きままにゆったり丹波の山」とかいう本に槙ヶ峰(そのとき初めて名前があった事をしる)として載っていて宇戸観音辺りから登れる道がある事を知り(記憶違いかもしれませんが)、時間が開きましたがこの度、同行者一名と愛犬一匹と共に足跡を標して来ました。

 子供のときに銀杏を拾った記憶のある立派な木のある「宇戸観音」にお参りした後、本堂裏手の山の祠順路の落ち葉を踏みしめながら上がっていく(午前10:00分頃)しかし展望台は有るがどこにも登山道の表記は無く、祠順路は下に向かっていくので、目星をつけた踏み跡の有る上に上がっていく道を進む。暫く行くと熊篠が足を覆う道になったので少し嫌な感じがしたが、道自体は有るのでそのまま進む。途中分かりにくい所は一箇所有ったが、午前10:47分小さな石の祠が設置してある「槙ヶ峰神社」到着。

 しかし眺望はきかず、鉄塔もぜんぜん見えないので更に進む、登山道というよりも獣道に毛が生えたような道を行くも、鉄塔はおろか、視界の広がるところもなく、只、尾根と思しき道をずっと進む。時折木々の間から麗の景色が垣間見えるも、場所を特定するほどははっきり見えず、なんとなく下ってきたので同行者二名を杭の所で待たせ一人尾根を行く、「ははぁ初田辺りに降りようとしているな」と目星をつけ引き返し、時間も既に11:30近くになっているので、鉄塔&それらしき所は諦めて来た道を暫く戻る、途中どこかで微妙に分岐を違えたのか暫く歩くと来る時に無かった石柱を見付け、そこから僅か5分ほどで念願の「それらしき所」に到着、アンテナも有るそこからは自宅や駅周辺が見渡せ、なんと、下に降りる階段状のものまで仕付けられているではないか。 10分ほど歩くと念願の鉄塔もあり、来た道より余程しっかりした道も下に下りている、しかし宇戸観音に車を停めているのでこの道ではなく、上がってきた道を探さなければならない。

 その道は石柱の有った道から少し東側に進むと見覚えの有る赤い紐と共に発見、12:50分に展望台に戻ってくる。標高も低いし当初は一時間もあればと考えていたのだが休憩も含めて概ね三時間もかかった山でした。


      
 宇戸観音のここから登る  槙ヶ峰神社       山頂近くの鉄塔
 
※後日、「気ままにゆったり丹波200山」池水清愁 著 文芸社 の「槙ヶ峰 467.4m」の項を図書館で確認したところ、やはり宇戸観音からの道が掲載されていた。只、「ロープを使って登る」等実際登っていて覚えのない記述も有ったので、微妙に道を違えていたようだ。


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