2000.10四国の旅  その2   その1へ  その3へ  トップページに戻る

10/5

前夜あの後、カセットランタンのマントルが林道のセイでぼろぼろになっているのをしり交換、分解等で深夜になってしまった。 で、本日もたっぷりな朝を過ごす。
 将棋仲間の岸本さんが一番動向を伺ってくれる、メールで四国の名所を案内してもらい感謝。
朝にランタン修理終え、シャワー浴び、ヘルメットをかぶっているととても気になる髪の毛を切る。前夜の紅茶の残りを沸かし、整理。
 10時に出発、のつもりが部屋を出ると景色の良いのに釣でもしたくなる。昨日も釣りをしたくなる渓谷が有ったのだが(竿も積んでいるが)今はただ走っているだけ、今日は物部村〜竜ガ洞スカイライン〜南国市〜高知市内〜四国で始めてみたラーメンチェーン店「豚太郎」でチャーシュウ麺¥660食す、黒豚のチャーシュウに醤油味に隠し味は生姜と見た。カウンターで楽しみな地元の新聞を読む、地域の話題で長寿の犬の記事など、
 近くのホームセンターでも妙齢の女性に話し掛けられる、一人旅の良いところ。
中村市迄の約100q、林道と違って早く感じる。土佐市で土産一括購入。
 中村市〜491号で江川崎(西土佐村)へpm5:30到着、薄暗い中今回初めてキャンプ場でテントを張る、下が芝で昨日の板床より眠れそうだ。 厚めのマットを持っていないので(嵩張るから)寝心地は悪いが贅沢は言えない。
 ご飯を炊きチャーハンの素を二つ使い、砂糖無し紅茶の食事。(他に二つテント有るが食事に出掛けているのかどちらも居ない、一つは室蘭ナンバー)近くの施設で¥310払って入浴、浴室には誰も居ず良い湯加減で快適、財布を脱衣場におきっぱなしだったので次の人が来たら慌ただしく出たが、若い人でバイクは神戸ナンバーであった。
 入浴後、江川崎の集落をバイクで回る、9:00近くになると店はカラオケスナックしかやっていないが、駅を見つけたので入ってみる。 誰も居なかったが時刻表などを見てゆったりした時間を過ごす。
 テントに戻り日記を書き終えると9:45分今夜は早く寝て明日は早く行動するつもり、中流だからなのか意外に凡庸な四万十川のせせらぎを聴きながら。 240q
 物部村にて付近は釣れそうな川がいっぱい  竜河洞スカイラインから高知平野を望む
                                                  直ぐ近くにある西洋古城が意外に壮観
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 朝7:00起床 四万十川キャンプ場は柔らかい芝生で薄いマットでも寝心地がよかった。
九州以来二回め使用で水滴が滲むテントもマットを外側に敷くのが一番良いとわかる(アルミ泊を上にして)
早めに起きて時間をかけて撤収する、すると先客の一人室蘭ナンバーの人が話し掛けに来る、佐藤さんとその後昼近くまで、北海道や四国の旅情報などの話をし有意義な時間を過ごす。。
 で、話に出てきた宇和島市民が勧める隠れた名所という宇和島市の多賀神社内の凸凹神堂に行くことに相成る。
30〜40km離れた宇和島市へ、和霊神社の大きい佇まいの正面にある案内板は解りづらい表示で多賀神社を見つけるのに随分と時間がかかった。入館料¥800、3階建ての展示室には春画やアイテムが所狭しと陳列されていたが、佐藤さんと一緒に四国カルストに行った方が良かったかもしれない。(直前に、鳥取県で大地震有り四国香川辺りは相当揺れたらしいがバイクに乗っていたので体感なし)

 R56号を松山へ、市内に着いたのはもう夕方、今日は大して走っていないのに。 近くのブックオフで一休み、植村直己の対談集をゲットする、近所と違って出涸らしじゃないいいものが見つかる。
 その後、道後温泉に行く、温泉といえば「別府」「道後」と直ぐ連想される程のメジャー温泉だが、さすがの賑わいで共同入浴場も歴史を感じさせる佇まいだった。 入浴券販売所の前で欧米系外国人がわさわさと独特のおおらかさと賑やかさを発揮していて心地よい。
 湯治場内脱衣所は木のひなびた感じが味わい深い造りで、肝心の湯もそれほど熱くなく入りやすかった。
野沢温泉のあの骨身に沁みいる様な湯に入った者としては少し物足りなかった。
 その後、真正面の土産物店街を散策「たこまよ」¥400をかう、共同浴場横に止めていたバイクに乗り30分程で松山市野外活動センターへPM7:00着、受付に¥200払って場所を紹介されるもここは凄く広く、キャンプサイトは一番奥、バイク乗り入れ禁止なので荷物持って歩く(リヤカー有り)、その内、外灯も全くなくなり山陰で真っ暗な中を結構歩き丘稜地帯のだだっ広いテントサイトへ、「真っ暗」「誰もいない」寂しすぎる。木々のこすれ逢う音と小動物かなにかが発していると思われる不規則な音、一番上の場所でランタン付けて30分、一旦出したテント等を仕舞い、来た道を戻る、半分ぐらい戻りコテージの明りが向こうに見える所で勝手にテントを張る、それにしてもあの心細さは徳島市郊外の河川敷で野宿したのとは又1枚違った、真っ暗の中のだだっ広いキャンプサイトは嫌なものだ。人も怖いが、曰く言い難いモノも怖い。
 時々遠くから聞こえるバンガローの家族連れの声が聞こえるだけでも随分違う、ガスの残り少ないランタンを点けっぱなしにしていたらAM12:00過ぎに消えた、僕も暫くして寝れた。 148q
 

室蘭市の佐藤さん   道後温泉外湯の賑わい  夜は寂しいで〜

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